理事長挨拶

このたび初代日本神経麻酔集中治療学会の理事長を拝命しました岐阜大学の飯田宏樹です。 1997年に日本神経麻酔研究会として発足し、1999年から日本神経麻酔・集中治療研究会に名称を変更し運営されてきましたが、2014年から現在の日本神経麻酔集中治療学会と改称しました。麻酔専門医の麻酔関連サブスペシャリティーとして神経麻酔集中治療に関する十分な専門知識と技量を有するものを日本神経麻酔集中治療学会指導医として2016年から認定を開始しました。2018年6月現在会員数は303名と多くはありませんが、日本全国の神経麻酔・神経集中治療・疼痛管理領域の神経科学に関する専門家が、これらの領域の臨床面での質や安全性の担保・向上や、臨床ならびに基礎研究等について議論を交わす貴重な場であるだけではなく、若い麻酔科医たちにとっては学術交流の中核としてこれらの領域を広く学ぶ機会を提供できる組織として発展させたいと考えています。今後は、医師だけでなく神経麻酔・神経集中治療領域に関わるメディカルスタッフとの多職種連携も視野に入れた学会運営が必要になってくると思います。

これから理事長として多くの方々の協力のもとに、本学会の益々の発展のために尽力する所存です。


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