日本神経麻酔集中治療学会会員は神経麻酔と神経集中治療の学術と診療の両面において進歩と普及をはかり、それらの発展に寄与するために、以下の倫理綱領を順守する。
- 診療にあたっては、職務の重大さを自覚し、患者の尊厳を守る。
- 正確な医療情報を患者に提供し、治療の選択に関しては患者自身の意思決定を尊重し、
患者の利益を最優先するとともに、意思表示の困難な患者にも十分な配慮を行う。
- 医療チームの一員としての役割を自覚し、他の医療従事者と緊密な連携を図り、科学的根拠に基づいた患者中心の医療を実践する。
- 神経麻酔および神経集中治療に関する最新の知識と技術の習得に努め、患者に高度で安全な医療を提供するとともに、将来医療に従事する学生や医療従事者の教育と指導を推進する。
- 学術研究にあたっては、生命科学の進歩がもたらす問題に十分留意し、ヘルシンキ宣言の基本原則や動物実験の指針に従い、生命科学と医療の発展を目指した学術研究を推進する。
- 世界の神経麻酔および神経集中治療の現状に幅広い関心を持ち、国際社会の医療従事者や研究者と協力して、その向上に貢献する。
- 精神的にも身体的にも最良の状態で診療にあたるとともに、周辺の医療環境を整備し、薬物や医療機器の厳格な管理と適正な使用に努める。
- 患者に不利益となる事態が発生した場合やその可能性が見込まれるときは、患者家族に十分説明し患者の回復に全力を尽くすとともに、原因究明と再発防止に努める。
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